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私の住いから、半径500m内に山と川とジャスコがあります。車で5分程走らせると、太平洋が望め、全ての公共施設やデパートのアクセスに自転車で充分用が足せます。町中にありながら、閑静な住宅街に囲まれ、手前は緑の小公園です。4月には、その公園に咲く満開の桜を窓外に見やって、花見の宴が開かれます。
ちょっと都会では想像つかない幸せな環境でしょう。此処は、間違いなく、大都会よりずうーと便利で健康なところです。しかし、こと仕事となると上手くいきません。
デザイナーの「考えてなんぼ」の商売は、「考え」は「サービス」との御当地ゆえの見解がありますので、なかなか成立しにくいのです。25年間、商売でのお付き合いは、大企業のA社と家電大手のN社のみ。貧乏暮らしは、おそらく性来の出不精で、その付き合いの悪さが原因でありましょう。しかし、一方では、デザイナーと言う職業が成り立たない環境はもっとも人間らしい営みの社会かも知れないと思うことでもあります。
なぜなら 人間の心理を操つる高度な知識や技術が必要とされない世界ほど、穏やかで、平和で、温もりのあるコミュニティーではないか。うん!と考えるのです。まあ、こんなふうに当地、我が愛する故郷を肯定すると、またまた私の仕事は難しくなるのです。
その上、いけないことには、腰を落ち着けてじっくりと物事を考えるに最適な環境は、皮肉なことに、仕事を遅らせます。仕事の大小に関わらず、その課題にのめり込み、とりとめのない推考で、ピリオドが容易に打てないのです。ああ、何と、私はこのすばらしい環境に見合ったライフスタイルを未だつくれないのです。
本日も、澄み渡る青空の下、私はロダンの「思索の人」となっております。
叱言、助言下さいませ。特にデートのお誘い、仕事の御依頼は大歓迎です。どうぞよろしくお願いします。 |