2002.10.18
 みなさん、こんにちは。
 今ブリュッセルを中心にうごいています。ご存知ごとく、ここを堺にしてブラバンド地方とフランダース地方に分かれ、芸術はとくに部らバンド(16世紀)に花咲いてブリューゲル一族を生みました。その足跡を追っていますが、なかなか骨身にこたえます。ゲップがでるっほどブリューゲルを見てわかったのは、イタリアルネサンスの影響を受けながら、例えばマヌエリズム、対位法-原点回帰をしていて、かつ独自の画法を確立している、ということであり、これは同時代の画家たちがイタリア的手法に圧倒されている姿をみて、それと比較してみると、いかに偉大な孤高の姿勢であったかと感動させられます。それと現代の活動家たちが地下鉄の駅の壁面を壁画でかざっている斬新さです。ポール・デルボーも中央駅に壁画を描いて、あの張りつめた静寂のブルーで、せわしない雰囲気にあきらかに落ち着きを与えています。
 郊外の駅アンカーにはROGER SOMMEVILLEの華やかな朱色の壁画があり、列車が入っていくときに見ると光の爆発に進入するような気分になります。その他国立美術館では、アンソールの初期から後期の野獣派に影響を与えた絵までうんざりするほど見ました。おかげで腰痛が激しくなり、ほぼ廃人に近い状況でホテルに帰ってくる毎日です。






2002.10.28
 お元気にお過ごしのことと思います。
 ベルギーの美術を訪ねるたびも終わりに近づいてきました。一昨日はオストエンド(海近く)で再びデルボーを訪れました。時間に余裕がなかったので今回もゆっくりと楽しむことはできなかったのですが、それでも張りつめたようなブルーの画面には魅了されました。昨日は現代フランドルを代表するペルメークとアンソールの絵と彫刻を見て、例によってボロギレのようになってホテルに帰ってきました。美術作品の鑑賞して一定のコメントを加えていく作業は、本当に消耗します。
 今、ブルージュに滞在していますが、あすはブリュッセルの国立美術館(モダンアート)です。国立美術館は地方廻りの前に済ませましたが、ここも難行苦行でした。でもブリューゲルやボスには驚嘆させられました。

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